耳鼻咽喉科 アレルギー科 清水おかべクリニック 平成16年10月1日開設
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清水おかべクリニック
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インフルエンザの症状
インフルエンザでは、1〜5日(平均3日間)の潜伏期の後、急激な発熱とともに頭痛・筋肉痛・関節の痛み・体のだるい感じなどの症状が出ます。こうした全身症状が強いというのが他のかぜ症候群との主たる違いです。その後鼻水、のどの痛み・せき・たんなどの症状が出てきますし、人によっては腹痛やゲリなども伴う事があるようです。

インフルエンザの侮れない所は、時として人命を奪うような重篤な病態に発展する可能性がある、という事です。

例えば「
インフルエンザ肺炎」。数年前、老人ホームで多数の死亡者を出した原因として有名になりました。お年寄りや体の弱い方で、ウィルスが肺で広範に広がったり、二次的に細菌感染を併発したりして重い肺炎になる事があります。

そして近年注目されているのが「
インフルエンザ脳症」。インフルエンザによる頭の病気です。1〜5歳に多く、成人での発症はまれです。インフルエンザ発症の0〜1日後の高熱時に意識障害、けいれんなどの神経症状で始まり、急激に昏睡に至ります。致命率が30%程度と高く、本症発症者の30〜50%が何らかの後遺症を残すと報告されている重篤な疾患です。詳しい発症メカニズムは未だ解明されていません。
1990年頃から日本で多く報告されています。一部の解熱剤を投与された例で死亡率が高いという報告があり、注意が必要です。
小児はインフルエンザ罹患時に約5%で「熱性けいれん」を合併する事もあり、これとインフルエンザ脳症との境界は明瞭ではありません。意識障害が強く出るようなら総合病院を受診すべきでしょうし、場合によっては入院加療となる事もあります。


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