耳鼻咽喉科 アレルギー科 清水おかべクリニック 平成16年10月1日開設
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清水おかべクリニック
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スギ花粉本格飛散開始
今週に入っていよいよスギ花粉の本格飛散が始まりました。

2月中は前評判ほどには花粉は飛んでいないな、という印象でしたが、気候が暖かくなるのに伴って一気に花粉が舞うようになりました。この為花粉症の症状が悪化した方が急増しており、各医療機関が混み合っているようです。特に目の痒みを訴えておられる方が多いようです。

かく言う私も花粉症があるのですが、1月からお薬を飲み続けていたせいか幸にして鼻の症状は軽くて済んでおります。しかし目の痒みは結構強く出ています。誘惑に負けて目をこすってしまうと、その時だけは気持ちいいものの、結局目の中でのヒスタミンの遊離が促されその後の目の痒みはかえって酷くなってしまいます。ここはやはり目薬を差し、後は痒かろうが何だろうが触らずにじっと我慢するしかありません。

子供さんなどで目の掻きすぎで目の周りを真っ赤に腫らしている子が多くいます。やはり目薬の使用と、とにかく目を触らない旨の指導をすべきでしょう。腫れがあまりに酷い場合には、眼軟膏を目の回りに塗ってあげると良いでしょう。通常の軟膏とは異なり眼軟膏であれば目に入っても特に問題はありませんし。

目の症状の悪化を予防するには、やはり花粉の進入を防ぐような密閉性の高いゴーグルを付けるべきなのでしょうが、実際には装着されている方をあまり見ません。マスクを付けている方は多く見かけるのですけれど。
やはり審美的にまだ抵抗がある、という事に加え、町中でそのようなゴーグルがあまり売られているのを見かけないという事もあると思います。また製品的にもまだまだこなれておらず、眼鏡を掛けたまま付けられるようなゴーグルも少なく、商品選択の幅は広いとは言えません。早く花粉症(アレルギー性結膜炎)予防のゴーグルが市民権を得ると良いのですが。

今年の花粉飛散開始が遅かった理由としては、やはり昨年は11月まで記録的な暖かさが続いた事があるだろうと思います。その為スギの花芽の休眠が遅れ、花粉の飛散が全体的に遅くにずれ込んだのであろうと。更に2月の気温があまり上がらなかった事も遅れの原因となっているようです。その分花粉飛散の終結もまた5月過ぎ位の遅くになるのではないか、という予測が立ちます。

気象庁の予報では今年は桜の開花もまた遅れるのではないか、との事です。
折角のお花見も、花粉症のある方は控えておいた方が良さそうです。残念ですね。




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